お題「ペット用トイレに排泄」
難産でしたが一つ仕上がりました。ペット用トイレにする必要があったのかどうか気になるところ。
ここに連れて来られてから何日経ったのだろう。紗奈は粗末なパイプベッドの上でぼんやりと考えていた。下校中に突然さらわれ、気が付いたらどことも分からない部屋の中に全裸で閉じこめられていたのだ。部屋に食事を運んでくる男に泣いても叫んでも一切聞き入れて貰えなかった。外部との連絡手段は一切絶たれた部屋で少女が出来ることと言えば定期的に食事と一緒に運ばれてくる本を読むくらいのものであった。次第に彼女は暴れることはなくなっていき、ベッドに寝転がるか読書をするかの無気力な生活を送るようになっていった。
天井の染みを眺めては時々寝返りを打つということを繰り返して数時間、少女の下腹部に違和感が走る。鈍痛にも似た重い感覚は人間にとって最も基本的な欲求を満たせというサイン。つまりは尿意である。
「あぅ、どうしよう。お腹いたい」
膨らんだ水風船の主張が徐々に大きくなり、いい加減無視できなくなってきたのだ。無論、それならばプライバシーが完璧に保証された個室の中で思うがままにうんちもおしっこもぶちまけられるトイレという文明の利器に駆け込めばよい話であるのだが…
「なんでこれしかないのよぉ…」
紗奈の視線の先には小さな容器がある。水道など通っていないこの部屋では隅に置かれたペット用の砂が敷かれた平らな容器が唯一の排泄用スペースである。
「んむぅ…」
年頃の女の子にはあんまりともいえる環境に紗奈はひたすらに我慢を続けては大量の排泄を繰り返してきた。強烈過ぎる羞恥に慣れることはなくても小さな身体の中に確実にたまり続ける老廃物の手は止まらない。少女は目の前の「トイレ」を切なげに見つめていた。
「アレはいやぁ、でもこれしかないのかな」
紗奈の下腹をさすればその膀胱がたまりに貯まったおしっこに限界まで押されているのがわかるだろう。時間は残酷に流れて徐々に紗奈の理性を押し流そうとしていた。
「もうダメ、ムリっ!」
本能が理性を越えた瞬間だった。紗奈はヨタヨタと部屋の中央のトイレにしゃがむや否や、たまったモノを吐き出し始めた。
「ふあぁぁぁぁぁぁぁぁ…」
未だに産毛すら見せず、一本の綺麗なラインだけで魅せる花弁から流れ出る黄金色の奔流が高い音を奏でて殺風景な部屋に彩りを添える。灰色のトイレ砂が濡れ、芳醇な若いおしっこの匂いを広げることなくその身を固めて封じ込める。どんなに頑張って我慢したところで原始的な排泄欲求には勝てるはずもない。紗奈は目を閉じ、口をだらしなく開けて間の抜けた声を上げていた。
おしっこの音が徐々に静かになってきても紗奈の下腹部のややぽっこりとした膨らみは完全には戻っていなかった。
「あ、来た。うんちだ…」
ペット用の砂の殆どが固まった頃、紗奈のお腹からグルルと不協和音が奏でられた。下痢の時とは違う苦い痛みを紗奈の肛門とお腹を直撃した。一度本能に負けてしまった少女は次の欲求にもあっさりと屈した。
「ふぅん……っ、はぁ…ふぅっ!」
ため込まれたうんちはとても硬い。強烈な便意と腹痛とは裏腹に小さな蕾に引っかかってなかなか姿を現さない。時折ブスブスと熟成されたガスが重低音を狭い部屋に響かせた。
「うぐ、くさいよぉ」
自分の生み出した臭いに悶絶しながらも息む紗奈。桃色の蕾は少しずつだがこじ開けられ、どす黒く硬いうんちがのそのそと頭を出し始めた。
「んぐ、ふうぅぅ~~~~~~~ん!」
これがチャンス排泄に全力を尽くす紗奈。美しく整った顔を醜く歪ませ、ガスとは比べものにならない臭いすら意に介さず低く唸っている。
メチメチ、ミリミリと音を立てて凄まじい臭いを放つ大便が生み出されようとしていた。
少女のけがれなき菊の蕾が大きな卵ほどに拡がった頃、紗奈の様子に異変が起きた。
「ふぅ~~~~ん、んん~~~~ぅ」
低いうなり声に焦燥感が混じりはじめた。うんちの塊は表面だけ顔を出し、全く動く気配がない。大きくなりすぎたうんちは宿主の紗奈一人
の力ではどうしようも出来ないほどに成長してしまったのだ。
「どうしよう、うんち出ないよう、助けてぇ」
僅かにうんちの頭が出てしまった故に肛門を閉じて引っ込めることも叶わなくなってしまった。紗奈は普段信仰の欠片すら持たない何かに祈りを捧げながら気張り続けた。
10分ほど頑張り続けた頃だろうか、突如部屋のドアが開き、筋骨隆々の男がノックもなしに部屋へと入ってきた。
「きゃああああああああああああああっ!!」
いくらこの環境に慣れているとはいえ、肛門からうんちを生やした姿を見られて平静を保てる女の子など存在しない。混乱と羞恥が混じりあった表情で紗奈は彼を見上げた。男は尻尾のような便秘うんちが放つ強烈な臭いに眉一つ動かさずに紗奈の元に歩み寄った。
「やだ、やめてよ、来ないでよおっ!」
男は慌てる少女の悲鳴など最初から聞こえなかったように紗奈に近づいていく。逃げようにも体重をかけてしゃがみ続けた紗奈の足は全く言うことを聞かなかった。
「やめて、やめてえっ!恥ずかしいよぉ!」
男は紗奈の両膝の裏に手を掛けて軽々と持ち上げて足を一気に広げた。いわゆる幼女におしっこをさせるときの抱きかかえポーズだ。
「あ…あ…」
うんちが大きすぎて動かないだけで紗奈を襲う便意自体は凄まじく大きいものである。足と膝を大きく曲げさせる排泄用の抱きかかえポーズは腹筋を大きく収縮させる。これらが意味することとは…
「ダメ、ダメ、あ…出ちゃう~~~~!」
少女の蕾からズルズルとうんちが行進を始めた。排便中の女の子特有のねばねばとしたオリモノが割れ目からゆっくりと水分を吸われ尽くした便秘うんちにまとわりつく。
ゴトン、と音を立ててカチカチの便塊が固まったトイレ砂に落ちた。
「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
栓になっていた硬質便が出てしまえば残りは一気呵成だった。ボトン、ボトンと溜まっていたうんちがペット用トイレの上に積みあがっていく。
「はぁ、はぁ、イヤ、んっ、出るっ」
口ではイヤイヤをしながらも時折息む唸り声が混ざる。何日にもわたって熟成されたうんちは鼻が曲がるような苦い激臭を部屋中にまき散らした。
「ん~~~~~~~~~~~」
硬く太いうんちが肛門を蹂躙する感触は少女に不思議な感覚を与えていた。紗奈はその感覚にすがるように羞恥心を捨ててひたすらにきばり始めた。
羞恥に歪んでいた表情はいつの間にか恍惚としたものになり、部屋にはブリブリと遠慮のない排便音が響いた。
お腹の奥に溜まっていたらしい黄色い軟便がブジュブジュと便秘うんちの山をコーティングした。続いて大きなおならがペット用トイレにぶちまけられたところでようやく紗奈の排泄劇は幕を閉じた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、出たぁ」
おしっこで固まったトイレ砂を完全に埋め尽くす量のうんちを吐き出した紗奈。ぴったりと重なった割れ目からはトロリと白濁したオリモノがたれ、うんちがべっとり付いた肛門に垂れようとしていた。
男は紗奈をベッドに寝かせ、どこからか取り出したウエットティッシュで茶色く汚れた紗奈のヒップを優しく拭き取っている。大量の排泄を終えた肛門は丁度よく解れている。
「ん…んあ、あん」
少女らしからぬ艶やかな声が漏れることも全く気にせずに男は淡々と節くれ立った手を動かす。荒々しげな見た目とは裏腹に妙に丁寧な手つきは紗奈に隠されていた幼い性感を呼び覚ましていく。
「やん、はん、あん、ああん…」
枕に顔を埋めても喘ぎ声が聞こえるほど大きくなり、いよいよ興奮も大きくなってきた。男はふと手を止め、紗奈をじっと見つめていた。
「え?」
男は感情の籠もっていない目でしばらく紗奈を注視し、持ってきたウエットティッシュで汚物にまみれた肛門と割れ目を拭き取った。そしてポケットから軟膏のようなものを取り出した。
もとの桃色を取り戻した幼き蕾にそれを丁寧に塗り付けた男は異臭を放つ重たいペット用トイレを持って部屋を去ってしまった。
怒濤の排泄劇が行われた部屋にまた静寂が訪れた。しかし、紗奈はいつもの無気力な表情だけはいつまでも戻らなかった。
瞳は潤み、頬は紅潮してもじもじと腰をくねらせている。男が去り際に塗り込んだ媚薬によって彼女を襲った快感が増幅されているのだ。
「う……ん」
華奢な指がそろそろと桃色の蕾に触れ…
「きゃん!」
敏感になった肛門がもたらす鋭い快感に思わず紗奈はのけぞった。
しかし、身を焦がす疼きは止まない。指が無意識に男の愛撫を頭の中で思い出しながら自らの手でアナルに芽生えた快感を追いかける。
「あん…あん………んっ」
その日、薄暗く殺風景な部屋の中で少女の喘ぎ声は止むことはなかった。